2017/06/12

続 聞き出す力

続 聞き出す力
続 聞き出す力
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日本文芸社 (2017-02-03)
売り上げランキング: 95
kindle版
■吉田豪
日替わりセールで上がってきて、前回『聞き出す力』がエンタメとして面白かったので続篇である本作も迷わず購入。

実用書として人間づきあい、仕事の参考にする向きもおられるのだろうが、わたしはほぼ娯楽として楽しんでいる。だってインタビューとかしないからねえ……まあ最近は企業でもストレスチェックの義務化を受けてメンタルヘルス講習とかあって、本書でもその講習でも「聞く(聴く)」姿勢でいるということは大事、と強調されているからまったく参考にならないってことはないんだけど。
有名人のちょっとびっくりなエピソードが入るし文章も読みやすいから気楽に面白い(基本下世話だけど)。

わたしは著者の本はこれで2冊読んだことになるが、文章を読んでいる限り、非常にクレバーで仕事熱心で魅力的な人物のよう、だけど「面白くするためなら腹くくって突撃しちゃう」タイプだから穏健派には顔顰められるかなあ。ラジオやテレビにも出演されたようだが、実際に喋っている感じってどうなのかな。

本書の紹介文を見るとタレントネタが満載のような印象を受けるがあくまでもこの本はインタビュー記事ではなく、具体例を挟みつつインタビューの手法を面白おかしく書いてある本なので、ゴシップ記事を読みたい欲求からすると物足りない。対談集も出版されているようなので一回読んでみるべきなのだろうか。
でも、2冊読んだ限りだと著者の守備範囲ってプロレスとアイドルが主みたいで、あとは俳優・女優さんとか話題のひととか。プロレスにもアイドルにも詳しくないので本書でも知らないひとが結構いる。結構悪口とか実名あげて書いてあったりするんだけど、大丈夫なのかな? そのへんもちゃんと計算済みっぽいけどね…。

目次】(通しで50の法則になっています)
第1章 「自分の型」を持て!
第1則 キャバクラはインタビュー修行の場に最適…なのかもしれない!?/第2則 テレビ的に美味しくないインタビューに気を付けるべし!/第3則 インタビューとは、アドリブの要素が強くてガチな展開もあるプロレスなのである!! ほか
第2章 「相手の懐」に切り込め!
第11則 時には取材相手との距離感を詰め、味方であるとアピールするのもテクニック!/第12則 人間的に合わないタイプでも、あえて心を開いて話をするべし!!/第13則 インタビューは音楽と同じ。イントロならぬ最初の質問を工夫すべし!! ほか
第3章 「修羅場」を潜れ!
第20則 取材中に大きなミスをした場合、まずは全力で素直に謝るべし!!/第21則 過去の発言で敵認定されたインタビュー相手こそ盛り上げよ!/第22則 如何に好きな人間であっても、生きている世界が違う相手にはインタビューしないほうが良い!? ほか
第4章 「他流試合」に学べ!
第31則 インタビュアーにはディレクタータイプというものもあるのだ!/第32則 インタビュー相手が困惑するほどの質問を繰り出すべく、下調べに創意工夫をすべし!/第33則 「天然」という装いは、インタビュー時には大いなる武器になる! ほか
第5章 「予測不能」を楽しめ!
第41則 堅い話しかしない相手には、好きな映画や漫画について聞くのが有効!!/第42則 面白いインタビューにするべく、ものすごく危険な話に突っ込む勇気を持つべし!/第43則 タブーに踏み込む際は、相手の返しを注意深く受け、一気に間合いを詰めるべし! ほか
あとがき