2017/01/16

聞き出す力

聞き出す力
聞き出す力
posted with amazlet at 17.01.16
日本文芸社 (2015-03-20)
売り上げランキング: 46
kindle版
■吉田豪
1月13日の日替わりセールで購入。
凄いインタビュアーがいて、それが吉田豪さんという名前のかただというのは数年前に「本の雑誌」のどこかで見掛けてちょっと気になってたので嬉しい。
アウトローなイメージがあって、本書の装丁も鉄パイプ椅子を振り上げる著者の写真が使われていたりして、まああながち外れとも言い難いのであるが、本書を読んでものすごく真っ当な仕事をなさる、真面目な方だったのだなあ、という感想を持った。
著者が、というよりも、インタビューされる側に結構アウトロー系が多いからそういうイメージになったのもあるのかな。

本書は対談集ではなくて、かと言って本書を読んだらインタビューに役立つハウツー本や新書本の類でもなくて、まあ、いわば、「読み物」である。エンタメである。吉田さんのエッセイ(いろんなひとが世の中にはいるよー 変なのも 危ないのも いっぱいいるよー)という感じだ。
「聞き出すための五十の方法」が挙げられているから、人間関係で応用できることもあるいはあるかも知れない。
基本的にすごく丁寧な仕事をなさる方で、だからいろんなひとに信頼されて、いろんな深い話や他で聞けない話を引き出すことができるんだろうな、と超納得。
かなりミーハーな興味・動機で本書を購入したので、その期待は裏切られなかった。面白かった。でもちょっと、ときどき、「引いて」しまったりもしたけど…。

なお、電子書籍版には阿川佐和子さんとの対談は収録されていないので、それを読みたい方は注意。

【目次】(全部は写していません。)

第1章 「聞き出す力」の基本テクニック―相手を乗せるための技術
いい答えが返ってきたら、いいリアクションで返すこと/普通なら聞きにくい話にどれだけ踏み込むか/空気が悪くなるとしても、引かないところは絶対引くな/NGネタを相手の方から話させる聞き出し方/心を開かれすぎず適度に突き放す、この距離感が大切/・・・ほか

第2章 「聞き出す力」の心構え―インタビューに臨むときのスタンスを固めよ
自分語りは話を引き出すための道具、記事では裏方に徹すべし/子供を取材するときは、こちらが怯えるくらいがちょうどいい/相手を好きにならなければ、インタビューはできないものである!!/些細なつながりを大事にすることでインタビューのチャンスが訪れる/直接会って話すまで、その人の本当の姿はわからない/・・・ほか

第3章 危機を回避する「聞き出す力」―不利な状況から面白い話を引き出すには
人と接する上でハードルは限界まで下げておけ/インタビューは取材後が勝負。無難にさせないための戦いに勝利すべし!!/どんなトラブルにも悠然と流れに身を任せる度胸を持つべし/知識が皆無な取材時には、話を上手く合わせて聞き出す余裕を持て/対面せずに取材するときにこそ常識や礼儀が大事/・・・ほか

第4章 「聞き出す力」応用自在―さまざまなケースに学ぶインタビュー術
無邪気さは、時には大いなる武器となる/話が合っても盛り上がるのは程々に。相手に信用されないほうが良し?/他のインタビュアーと同じ条件の中で違いを出すのが腕の見せ所/手強い相手に対する最終手段、それは気弱で素人なインタビュアー!?/・・・ほか

あとがき