2016/12/31

Amazonで変なもの売ってる

Amazonで変なもの売ってる
谷山浩子
イースト・プレス
売り上げランキング: 63,654
■谷山浩子
イースト・プレス2014年8月20日刊。
初出「マトグロッソ」2012年4月~2014年4月。
装画 大山美鈴
装丁 川名潤(prigraphics)

マトグロッソ」って以前、高野文子が『ドミトリーともきんす』連載してたAmazonのコンテンツという認識だったのだが「あとがき」によればこの本の連載中にAmazonを離れたらしい。
http://matogrosso.jp/

本書は帯によれば【待望の20年ぶり新作小説!】だそう。
出版された当時Amazonで見掛けて「面白いタイトルだなー」って思ったけど購入に至らず、そのまま忘れていた、のを先日地元書店で見つけてまだ初版が残っていたのでこれは御縁だなあ――と思ったのでお買い上げ。

ファンタジーはあまり読まないのだが、なんだか読みはじめてすぐに子どもの頃、面白そうな本を開いたときの気持ちを思い出した。
ネットショッピングが大好きな花見山ミカルとその妹のハルルの不思議なちょっとした体験。
別に大冒険はしないし、お話によくある「悪いもの(を倒す・から助ける)」というのもない。
「どんなアラスジ?」と訊かれたら「うーん…うまく説明するのが難しいけどなんだかふわっふわっした、へんちくりんなお話」とでも答えるかな?
最後のほうはあまりにも混沌が進んで正直ちょっとよくわからなかくなってきて、いったいどう着地するのかなあ、なにが言いたいのかなあって気持ちにもなったけど。
でもなかなか面白かった。悪くない。
主人公の姉妹が全然「良い子」じゃないところがイイんだよね。
それどころか、勝手だし自己チューだし、自分の世界にひたってる。
お父さんもぐらぐらだし、お母さんは人(我が子)の話を聞かないし。
まあでもいるよねーこういうひとたちって感じ。

これ、質の良いアニメーションで観たいなあ…。