2016/09/24

死神さんとアヒルさん

死神さんとアヒルさん
死神さんとアヒルさん
posted with amazlet at 16.09.24
ヴォルフ エァルブルッフ
草土文化
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■ヴォルフ・エァルブルッフ 翻訳:三浦美紀子
枚方T-SITE蔦屋書店に行ってきました。
2016年5月にオープンしたところです。
駅前すぐにあって、ガラス張りで、キューブボックスを重ねたみたいなオシャレなビル。
入ったところが3階でスタバもある。
梅田の蔦屋とおんなじ雰囲気で、本の総量はそんな多くないけど展示方法が変わっているから面白い。ビル全体なのでゆったりしてますね。ひともそんな多くないし。天井までの本棚とか3階分くらいぶち抜いたその上の方まで本が詰まっているけどあそこの本はどうやって取るの? ってよく見たらある程度以上の高さにある本は洋書で売り物じゃなさそう…? 飾りの?もしかしたら偽物かもしれない。

4階には服とか雑貨、食器や鍋、栗原はるみとかのコーナーもあって、ぶらぶら休日にゆったりお買い物しつつ本にも親しむ、という感じでしょうか。

本書は児童書フロア(5階)に置いてあって、まず表紙の色使いと細長ーい生き物に「!?」と関心を引かれ、見本が置いてあったので中をぱらっと見たら死神さんが……まさかのガーリー! チェックのスカートとか履いてて可愛い…っ!(お顔は骸骨なので意見が分かれるところだとは思いますが)。
全体の色合いがいい感じなんですよねー。
ひとめぼれ。
自分用に購入しました。

ヴォルフ・エァルブルッフ
1948年ドイツ・ヴッパータール生まれ。ポストモダンのイラストレーター、絵本作家。コラージュの手法を用いる。80年代から絵本のイラストを描き始め、後に執筆も始めた。子どもの本には取り上げられにくいテーマを正面からあつかう絵本づくりで、注目されている。2006年国際アンデルセン賞受賞。

原著は"Ente, Tod und Tulpe" (2007)。
邦訳は2008年2月初版第1刷発行で、わたしの手元にきたのは2010年4月の第4刷。

冒頭はこんなふうに始まります。

しばらくまえからアヒルさんは、だれかが自分のうしろにいるような気がしていました。
「だれ? どうして、わたしのあとをつけてくるの?」
「うれしい。やっと気がついてくれたのね。わたし、死神なの。」

死神さんはベージュのチェックの長いワンピースを着ています。下に赤いチェックのスカートも見える。後ろ手にチューリップを一輪持っているけど、花の色が黒いかな。

内容は、「死ぬ」っていうことのこの作者独特の世界観が少ない言葉とやわらかい線の絵で描かれていて、テーマがテーマだけに、解釈はいろんなふうに出来ると思います。
本当に文章は少ないので、想像の余地がいくらでもあるというか。

あんまり、ちいさい子どもさんには向かないような気がします。
「死ぬ」っていうことがある程度理解出来ているお子さん、小学校高学年以上~かなあ…。
まあ、小さいお子さんなりに好きだというかたもいらっしゃるかもですが。
どちらかというと大人向けの絵本のような気がします。
「死神」をこういう可愛らしい、少女のような仕草で最後まで描ききっているところが凄いなあとか斬新だなとかでも違和感がないなとかいろいろ感じ考えました。いつか、どこかで豹変するんじゃないかということも考えながら読んでいったんですけれども。

それにしてもこのアヒルは……アヒルのイメージと違うんだけどあえてなんでしょうね。
あと、目が……この目はなんなんだろう。
途中驚いたときにやっと生気が感じられましたが。
老人、という雰囲気でも無いんだよなあ…けっこう若そうなんだよなあこのアヒルさん…。

まだ一度読んだだけなので、読み込むといろいろ見えてくるかもしれません。