2016/08/30

気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)
講談社 (2016-07-08)
売り上げランキング: 1,506
kindle版
■村瀬秀信
文庫版あとがきによれば本書は【2007年、32歳の春から月刊『散歩の達人』誌上で連載していた「絶頂チェーン店」「絶頂チェーン店MAX」「絶頂チェーン店Full throttle」】という連載をベースに加筆・改訂・焼き直しをしたものだそう。途中4年の休載期間があったとのこと。後半の連載は37~40歳くらいにあたるらしい。
2014年6月交通新聞社から単行本刊。2016年6月講談社文庫版刊、の電子書籍版。

Amazonのおすすめで上がってきて、2,3回スルーした後やっぱり気になるので読んでみた。
著者は1975年神奈川生まれということで、本書に出てくるチェーン店も神奈川メインのところがあったり、関東、東京中心で展開されているものが多かったりする。

わたしもチェーン店には特に十代、二十代を中心にお世話になって育った。勿論いま現在よく行くチェーン店もある。しかし本書には出てこない。著者と年齢が変わらないわりに本書のお店に馴染みがないのは住んでいる地域の違いが大きいだろう。あと性別も多少あるかな。

初めて聞いた店は×、名前は知っているけど行ったことがない店を◆、数回行ったことがある店を△、昔良く利用したのは○、ここ数年も利用を◎としてみた。わー打率低いなー。
各チェーン店のホームページにリンク貼ってあります。

まえがき
吉野家 △
山田うどん ◆
CoCo壱番屋 ◆
びっくりドンキー △
餃子の王将 △
シェーキーズ ×
サイゼリヤ △
かっぱ寿司 △
ハングリータイガー ×
ロイヤルホスト △
マクドナルド ○
すき家 ◆
レッドロブスター ×
蒙古タンメン中本 ×
やよい軒 ◆
牛角 △
カラオケパセラ ×
くるまやラーメン ×
とんかつ和幸 ◎
PIZZA-LA ◎
ビッグボーイ ◆
鳥良 ×
築地銀だこ ×
日高屋 ×
バーミヤン △
ケンタッキーフライドチキン ○
てんや ×
どん亭 ×
Sizzler ×
A&W ×
リンガーハット ◆
ビリー・ザ・キッド ×
東京チカラめし ×
野郎ラーメン ×
ファミール ×
文庫版あとがき

吉野家の牛丼を絶賛するのはうちの弟をはじめ男性が多い印象があり、何故だろうと常々思っている。わたしは2回食べたが玉ねぎを入れて卵でとじた他人丼のほうが好きだと2回とも思ってしまった。
築地銀だこはたこ焼き屋さんらしいが、「揚げる」と書いてあってびっくりした。「揚げる」という発想に。大阪とか周辺でもそういう調理法のお店あるのかな? それはそれで美味しそうだけど、別の食べ物になってないのかなー。想像できないのでいっぺん食べてみたい。ホームページによれば大阪や兵庫にもお店あるので比較的手軽そう。
興味をひかれたのはSizzler、野菜をたくさん食べたいときにイイかも。ちょっと高めっぽいけど。ていうか東京のほうにしか無い…。
二郎系ラーメンも食べたことないけど野郎系っていうのもあるんデスね…「豚野郎のお客様」とかすごい台詞だなあ。二郎系は東京に遊びに行ったときに行こうかなと事前にネットで調べてあまりにも「お約束事」が多いのでビビって行くのを止めたという経過があるへたれで…食べたいなあ、ふつーに気軽に食べたいなあ。

ケンタッキーは美味しくて大好きなのだけどここ数年食べる機会を逸している…近所に無いってのも大きいか。マクドナルドは…ニュースとか見てると…きびしい…。
回転寿司はたまに行くけどかっぱ寿司よりもくら寿司がほとんど。これも地理的な理由もあるかも。
やよい軒はなんとなく行きそびれていた、ごはんが美味しいと知り、ちょっと行ってみたい。
とんかつ和幸、いなば和幸は別会社なんですね。いま検索して知った。

この本ははっきり言って企画の面白さのみで読ませるタイプだった。文章そのものに凝ったりするタイプの作家さんでは無さそうである(イキオイはある。シャレ、ジョーク、笑いを狙いに行っているというのもわかる)。著者の人柄などは良さそうだ。この連載のときは独身だったようだが数年前に結婚してお子さんもおられるらしい。
わたしの好きな作家さんの中で文章だけで面白い何人もの方を思いうかべたりして、「面白い文章とはなんだろう。」とかいう根本的なことを思わず考えさせられたりしてしまった。
ふだんは野球関係の文章を書かれるライターさんらしい。
チェーン店はまだまだあるし、「まえがき」などによればチェーン店ではないとっておきのお店もたくさん知っておられるらしいので、そういうのをまた書かれたら読んでみたい。感想を書いてみてわかったが、「自分の好きなチェーン店」について語り出すと結構止まらなくなる(ので、いったん書いたのをかなり削った)。この本をネタに仲間内で話題にしたらかなり盛り上がるだろう。皆、一家言ありそうだ。

イラスト・サカモトトシカズ