2016/08/06

おべんと帖 百

おべんと帖 百
おべんと帖 百
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伊藤まさこ
マガジンハウス
売り上げランキング: 8,486
■伊藤まさこ
2016年3月10日刊。単行本。紙の本。
先日、久しぶりに大阪日本橋~難波に遊びに行ったらジュンク堂千日前店が無くなっていた。いまググったら今年の3月21日に閉店していたのですね。長くこのへん来ていなかったもんなあ、とショックを受ける。
その近くの波屋書店さんはまだ健在だったのでよかった。中年の男性とそのお父様らしき男性二人が営んでおられる。ここで本書を購入。カバーが素敵なので、かけてもらう。
※以前書いた波屋書店さんなどに関する記事はこちら。

伊藤まさこ、というお名前は以前からネットや書籍売り場でちらちら目に入ってきていて、「料理関係」「センスがよさそう」というぼんやりとした認識だった。今回初読み。
その直前に道具屋筋で去年あたりから「欲しいけど高いかなあ贅沢かなあ」と迷っていた意中のお弁当箱がネットより随分安く売られていたので思い切って購入していた、というのが本書購入の大きな動機である。

お弁当づくりの参考になれば、というのがあったが、すべてカラー写真で、見ているだけで楽しかった。夜眠る前に読んだので、これはある種の拷問でもあるな、読むタイミングを間違ったなと苦笑しつつも楽しいので最後まで目を通してしまった。
伊藤さんが高校生の娘さんのために作ったお弁当の写真たち。
それだけではなく、コラム的に、他の数名の方のオススメのお弁当(これは、お店で売っているもの)の紹介や、エッセイ・漫画の中のお弁当の紹介もあってひたすら楽しい。できれば、小説の中のお弁当をリアルに再現して写真を載せてくれていたらより楽しかったかな。まあ、想像しているイメージを壊してはいけないというのもあるでしょうが…。実際に、漫画の中の料理をやってみせてくれた本って既にいくつかあって、あれも楽しいもんだから。

伊藤さんについて全絵知らなかったのでネットでググってちょっと調べてみた。1970年生まれか、思ったより自分に近かった。結婚歴3回とは、あら、意外と「恋多き女性」なのね。本では「お母さんと娘」の関係しか書かれていなくて、旦那さんには作らないのかなとかもちょっと思ったりしたんだけど。意識的にそっち方面はイメージやコンセプトと異なってくるから排除して書かない方針なのかな(1冊しか読んでいないのでわからないけどお嬢さんの事は小さい時から書かれていたようだ)。

日々のお弁当の写真撮影は著者自身。それ以外の写真は日置(武晴)さん。
本書は初出・雑誌「日々」36号に加筆・訂正し、あらたな取材を加えて再編集したものとのこと。
 『日々』36号伊藤まさこ責任編集「お弁当」特集(2015年4月10日発売)
1日1ページ。おべんとうの写真の下に、その日その日の娘さんとのやりとりや工夫した点などが書いてある。
たまに、次のページにレシピが書いてあるときもある。

目次
はじめに
日々のお弁当
海老と空豆の揚げもの/赤出し・おにぎり/四色弁当/焼きお揚げ/すりおろしれんこんの揚げもの/海苔弁 ほか、全部で百日分
あの人(私)のお気に入り
崎陽軒のシウマイ弁当(オオヤミノルさん)ほか、ほしよりこさん、岡戸絹枝さん、扇野良人さん、引田かおりさん、湯浅哲也さん、岡本仁さんのおすすめ(1人2軒ずつ)
教わるレシピ
飛田和緒さん、桜井蓉子さん、松本朱希子さん、川那辺行繁さん
本の中のお弁当
向田邦子『夜中の薔薇』/幸田文『台所帖』/武田百合子『ことばの食卓』/佐藤雅子『季節のうた』/高峰秀子『コットンが好き』/内田百閒『御馳走帖』/羽海野チカ『3月のライオン』/よしながふみ『きのう何食べた?』/吉本ばなな『キッチン』/荒木陽子『愛情生活』
お弁当箱をたずねて
木工家・佃眞呉さん
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まんがキッチン (文春文庫)
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