2016/07/30

漱石とはずがたり 【コミック・全2巻】 他、関連書

漱石とはずがたり 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
香日ゆら
KADOKAWA/メディアファクトリー (2014-02-22)
売り上げランキング: 29,801
kindle版
■香日ゆら
先生と僕』(全4巻)で夏目漱石とその門下生たちのことやなんかを楽しく4コマ漫画に描いた香日ゆらの、エッセイ漫画(全2巻)を読んだらいろいろ派生して漱石先生や寺田寅彦の随筆を読みたくなってkindleで検索して読みました。青空文庫って便利。もちろんそれ以外にも踏み込めば文献はたくさんあるのですが深くて広そうなので今のところは浅く…。
思えば学生時代も先生の作品は読んだけど、「作家、人として」の漱石にはほとんど手をつけなかった。そっち方面にはあんまり関心が向かなかったというか。難しいひとかな、とか思ってたかな。『先生と僕』などに出てくる漱石先生は香日ゆらの「萌え」のバイアスがかかっているのもあって、すごく可愛らしいというか、人間味にあふれていて、漫画としてとても面白いです。
漱石とはずがたり』は『先生と僕』では描ききれなかったり、4コマにしにくかったエピソードなどをかなり自由に描いてあってこれはこれで面白い。

似顔絵として似てるかどうかはおいておいて、絵柄が好きなので読みやすいです。香日さんはプロフィールが不明ですがネット検索したところどうやら理系の研究職出身なのかなあ。社会人になってから「夏目金之助」にハマってあれこれ読んで調べて詳しくなっていった感じ。「夏目漱石」から入ったんじゃないってところが面白いですね。
寺田寅彦は漱石の『吾輩は猫である』の寒月君や『三四郎』の野々宮さんのモデルとして有名ですから秀才でイケメンだったのでしょうが現在ネットで検索して出てくる寅彦の写真を見ると(個人的には)そのイメージとは違うなあと思うのですが、香日さんの描く寅彦像はかなり好きです。

先生と僕 1‐夏目漱石を囲む人々‐ (MFコミックス フラッパーシリーズ)
香日 ゆら
KADOKAWA/メディアファクトリー (2010-11-18)
売り上げランキング: 28,116


寅彦。昭和3年5月「漱石全集」第13巻月報第3号。漱石の俳句について鑑賞の手引き的な短い文章。

寅彦。漱石先生との熊本第五高等学校在学中の出会いからいろいろ思い出話。初出は昭和7年12月「俳句講座」

永日小品
永日小品
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(2012-09-27)
漱石。これは紙の本(新潮文庫)で既読だけど。
先生の日常雑記。何回読んでも良いなあ。いろんな変なひとがいたのだなあ大変だなあ先生。

漱石と自分
漱石と自分
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(2012-10-03)
狩野亨吉の漱石との思い出話。漱石より2歳年上の友人でかなり優秀なひとだったみたい。それまでにも接触はあったが特に熊本時代から親しくなったとか。初出は昭和10年12月8日の東京朝日。