2016/07/24

くいしんぼう

くいしんぼう (ちくま文庫)
高橋 みどり
筑摩書房
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■高橋みどり
紙の本。本書は2006年8月に筑摩書房から出版された単行本の2013年11月ちくま文庫版。
著者自身によるカラー写真が数点挿入されている。

筑摩書房のホームページから著者のプロフィールを引く。
1957年、東京生まれ。スタイリスト。女子美術大学短期大学部卒業。大橋歩さんの下で働いた後、当時、自由が丘の「ぽんぽん船」のおかみだった船田さんとともにケータリングの仕事を始める。1987年、スタイリストとして独立。おもに料理のスタイリングを手がける。『くいしんぼう』、『伝言レシピ』、『ヨーガンレールの社員食堂』、『私の好きな料理の本』などの著書がある。

わたしがこのかたの名前を初めて認識したのは平松洋子の著書のどこかだったと思うんだけど記憶があやふや。

フードスタイリストとして、本を何冊か出されているのは知っていたが、書店をぶらぶらしているときに文庫の鮮やかな野菜の表紙が目に飛び込んできたのでこれはこれは、と入門編としてはいいかなと読んでみた。
食べものにまつわるあれこれ。
普段の料理はあまりなくて、お客さんを呼んだときとか、およばれする話とか、美味しい店の話とか。
具体的なレシピは載っていないのだが、野菜中心で、楽しそうな食卓だ。
職業絡みの話はほぼ出てこない。もっとそういう、器とか撮影の工夫とかについて書いてあってもおかしくないんだけど、まあコンセプトが違うか、本の。そういう本を読めば書いてあるのかな。

目次。
好物/かをるさんと土鍋/おいしい便り/パリの松村さんち/ヨーガンレールの食堂/日置さんとフランス/豚好き/青木さんの思い出カレー/初梅干し漬け/昌太郎くんと北温泉/省三さんとカフェ/実はパン好き/BAR入門/なぜか沖縄/銭湯好き/お酒始め/アンチヘブリンガン/青葉横丁/おいしい手/福岡への旅/食いしん坊隊長/辻さんとギョウザ/ひとり晩酌/料理上手の台所/料理下手
文庫あとがき
解説「おいしい長屋」の大家さん 高山なおみ

文章を書くのを専門としていない方が書く文章のせいか、どこが悪いってわけじゃないんだけどなんだかちょっと読みにくいというか、主語述語の関係が「わかってるひとが書いてるけど読んでるほうはわからない」というありがちな書き方が目立つかな、まあ多少ぎくしゃくするけど慣れれば大丈夫。これを直すとなると結構根本的なところから手を入れないと無理だろうからそうすると文章の持ってる味が消えちゃうんだろうしねー。
素朴な感じの、雰囲気が伝わる。それでいいんだと思う。
写真も素敵。もっと枚数が多いと良いのにな。今度はそういう本を買ってみよう。