2016/04/26

寝ながら学べる構造主義

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
文藝春秋 (2012-09-20)
売り上げランキング: 44
kindle版
■内田樹
4月22日の日替わりセールで¥299で、「構造主義ってなに?」状態だったが著者が内田樹氏なこともあり、未知の世界をたまには読もう、と読んでみた。タイトルなどから気楽に親しめる入門書らしいこともその気になりやすかった。

具体的な例などが挙げられていて、わかりやすく、「そうか、そうだったのか」と驚いたりうなずいたりしながら好奇心と探究心を適度に刺激されながら「新しい知識を得ているヨロコビ」にもちょっとひたりつつ楽しく読むことができた。

ちなみにウィキペディアで「構造主義」をググるとこんな感じだ。
構造主義(こうぞうしゅぎ、仏: structuralisme)とは、狭義には1960年代に登場して発展していった20世紀の現代思想のひとつである。 広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を理解し、場合によっては制御するための方法論を指す語である。

構造主義とはなにか? というのを短いセンテンスで説明すると非常に難解な言い回しになり結局「日本語で書いてあるのによくわからない…」となりがちだが、本書は内田氏が順を追って「誰々がこういうことを考えて、こういうことを云った」というふうに説明していくので、ひとつずつふんふんと理解していけばいい。

ウィキペディアには『寝ながら学べる構造主義』のページもあった。
目次とか、紹介されている学者などはここで見ることが出来る。

ちなみにいまは「ポスト構造主義の時代」なんだそうだ。
それがどういうことかも、この本を読むとわかりやすく書いてくれてある。ポストっていうから郵便屋さんがなんの関係があるのかと思ったよ(嘘)。

読んでいて思ったことは内田先生は語彙が豊富でらっしゃるなあということ。
ふだん見かけない熟語とかがたくさん出てきた。kindleなので、そういうときは意味を確認しながら読めて便利であった。
例えば「浩瀚(こうかん)」とか「趨向(すうこう)」とか。

全体的にわかりやすかったけど、第六章がややわかりにくかったのは「ラカン」自体が難解だからかなー。