2016/01/25

みんな、どうして結婚してゆくのだろう

みんな、どうして結婚してゆくのだろう (集英社文庫)
姫野 カオルコ
集英社
売り上げランキング: 328,840
kindle版
■姫野カオルコ
1997年大和出版、2000年集英社文庫の電子書籍版。
かなりライトなエッセイ。
「はじめに」によれば「結婚」について賛成とも反対とも立場を取らないニュートラルなスタンスで書きたいということだった。読了しての感想だが、ご本人の考え方は一般的な恋愛&結婚観とはだいぶ異なるんじゃないかなあ、と思う。あえて皮肉を込めて書いたり、わかりやすく断定しちゃってるところもあるようだ。どちらにせよ、「こういうひとは、無理に結婚しないで良いんじゃないかなあ」とも思った。周りがうるさいのとか、本当に大きなお世話ですね。どうして放っといてくれないのだろう。
姫野さんは1958年生まれだから、だいたい31歳~39歳くらいのときに書かれたものらしい(「おわりに」などによれば本1冊分溜まるのに約7~8年かかったそうだ)。31歳と39歳ではいろいろ全然違うと思うが、通しで読んで違和感は無かった。
この当時は未婚だったらしく、それどころか本文の終盤にそもそも男性とつきあったことがないと書いてある。

姫野さんご自身のブログによれば『みんなどうして結婚してゆくのだろう』は、
Why みんな結婚するの?」ではない。
How みんな結婚できるの?」と言っている。「どうやって、結婚にいたってゆくのだろう?」というエッセイ
結婚制度そのものには賛成も反対もしていない。
とのことだ。

念のために書き添えておくが、「どうやって結婚にいたってゆくか」を書いたHOW TOでは全然ない。具体的に既婚者に質問したりも無し。頭の中で考えているだけだ。全部「?」のままだ。
子どもが欲しくないから、電子レンジに体を付けるくだりはちょっとぞっとした。

目次を写す。
はじめに――この文庫はいかなるものか
結婚の謎
 引き出物にいいものなし/「二十九歳」への誤解/「ごくふつうの結婚」はどうしてできるの/大人のおもちゃのチャチャチャ/指輪より欲しいもの/あまりものには福がある?/結婚はなに色
結婚までの遠い道
 カジュアル見合い/YES/NO枕/友よ! 国際結婚がある/夫婦別姓って、たいへんなこと?/初めてのおかあさまへのご挨拶/なんとつつましい「結婚するなら三高」の条件
男と女の深い河
 「お嫁さんにしたい№1」の真実/「できればセックスしたくない」ヤツら/赤い口紅は、ポテンシャルの踏み絵になる……?/夢のような3P/オトコのヒトは今日もお悩み/自宅ボーイのゆううつ/求む! ゴキブリ亭主
結婚の定理
 「小柄な女は好かれる」を証明します/要注意! 背の高い男はバカである/どんな男も「カミさんは怖い」/お嬢さまとあばずれは似ている/恋愛相談はムダである/年下夫・年上妻をおススメする理由/「男は料理のヘタな女が好き」だった/基礎演習――「男は処女がキライ」を証明しなさい
理想の結婚
 「女らしさ」の本質/イイ男=医者のふしぎ/そして電子レンジの伝説は残る/ヒメノの法則――未来は望むとおりに手に入る/そうよアタシは結婚むきの女/on your own
おわりに――文庫版あとがき

2016年現在はどうなのかは、ネットで検索してみたが公式では書かれていないので不明。ファンのブログや掲示板に一時公開されていた「私小説」を根拠として2008年くらいに結婚したという意見が見受けられたが「私小説」≒「事実」なんじゃないのかなあ。でもお相手が結構年下というのは「そうだろうな」と。父親の影響で、年上は駄目だと書いていらしたので。
別にどっちでもいいんだけど、このエッセイに書かれている内容からは「結婚したい」とは読み取れなかったので、彼女がもし結婚したとしたらそれを覆すような相手と巡り合ったのか、考え方そのものが変わったのか、その両方なのか、などという興味(好奇心)はある。