2015/08/06

不細工な友情

不細工な友情 (幻冬舎文庫)
幻冬舎 (2015-07-03)
売り上げランキング: 3,853
kindle版
◆光浦靖子・大久保佳代子
本書は2006年11月幻冬舎から出版され、2008年に文庫化したものの電子書籍版である。
大久保さんは苗字で3文字、名前で3文字で6文字もあるんだなあ、というのをなんだかいまさら改めて認識した。
執筆者名は五十音順だと大久保さんが先だけど書籍情報には光浦さんが先にしてあるのでそれに倣った。

同い年で、小中高と同じ学校で、大学は別だったけれど卒業後は「オアシズ」としてコンビを組んでいるおふたりが往復書簡の体裁で綴った交換エッセイ集。
本書で彼女たちは34歳~35歳くらいで、大久保さんはまだOL(週2,3日の勤務らしい。正社員でそんなのあるのかなあ。でも契約社員とも書いていないんだよね)とタレント業の二足のわらじを履いている時期。

ここ数年は観なくなったが、このくらいのときはわたしもけっこう「めちゃイケ」を観ていた。
大久保さん、文章上手だなあ。
光浦さんのパートを読むときは頭の中で光浦さんの声で再現されるけど大久保さんのときはそうでもない。光浦さんの少し高めの声、特徴あるからかな。

光浦さんと大久保さんだったら光浦さんのほうが友達になりたいというか好きだったんだけど、この本を読んだら光浦さんって想像以上に難しいひとだったのでちょっと躊躇している。大久保さんは2010年にOLを辞めて以降むしろ光浦さんより露出が増えたような気がするが(あまりテレビを観ないので正確にはわからないがたまにしか観ないわたしがちょくちょく目にするから)、そのときに発言していることと、この本の中で書いていることが基本的なスタンスが一致していて変わっていないことにちょっと驚くというか、つまりあれは演技じゃなくて実際そういうひとだっていうことなのかなあ、とか思った。

わたしと彼女たちは年齢はそんなに大きく変わらないのだが、性格とか考え方が根本的なところで違うらしく、予想以上に共感することが無かった。大久保さんはともかく光浦さんにはもうちょっと共感するかと思っていたので意外だった。部分的には近い考え方をしているのだが、例えば「基本悪いほうに考える」にしてもスケールが違うし、出す結論が彼女はさすが芸人さんというか、「自分が商品」の方だ。一般ピープルとは違うんだね。

目次
はじめに(光浦靖子)
三十路のカラダ・・・リウマチのOL(大)/じんましんの芸人(光)
ITの誘惑・・・妄想カップル(大)/仮想家族(光)
親孝行の旅・・・奥湯河原の母(大)/奄美大島の父(光)
女の友情・・・幼なじみ格別(大)/相方は複雑(光)
悩める欲望・・・男好き(大)/自分好き(光)
食事日記・・・疑惑の小食(大)/魅惑のマンゴー(光)
趣味の歴史・・・川岸で石集め(大)/図書館でシール集め(光)
別れの記憶・・・さよなら、ぞっこんの彼(大)/さよなら、愛犬タロー(光)
ファッション通信・・・ねずみ色の秘密(大)/スカートの秘密(光)
お金事情・・・小銭持ちと給料(大)/中銭持ちと賞金(光)
芸能界と私・・・はったりで慰め(大)/大爆笑が慰め(光)
ラストレター・・・仕事よりも恋(大)/顔よりも性格(光)
おわりに(大久保佳代子)