2015/01/03

木下古栗を読む スポークンワードvol.2

木下古栗を読む: スポークンワードVol.2
(2014-09-10)
売り上げランキング: 11,806
kindle版
■柴崎友香&長嶋有&米光一成&豊崎由美
イラスト:ウラモトユウコ
これはkindle版のみの発売らしい。

アマゾンの紹介文をそのまま引用させていただく。
小説家の柴崎友香・長嶋有・ゲームクリエイターの米光一成・書評家の豊崎由美の4人が結成したユニット、その名も「チア・リーディング部」。活動内容は、著者本人を敢えて招かず、他人様の新刊を応援する公開読書会「スポークンワード」をおこなうというもの。
第二回目の課題図書は、木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』(講談社)。2006年に群像新人文学賞を受賞しデビュー後、発表する作品が常に話題を呼ぶ古栗ワールドを、4人の読み手はどう語るのか。(イベント告知文より引用)
2014年4月30日にリブロ池袋本店で行われたイベント〈スポークンワードVol.2 柴崎友香×長嶋有×豊崎由美×米光一成「木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』を楽しむ」〉を、文庫本換算で約62ページのテキスト(39字×15行の場合)で再現しました。

要するに、座談会の内容を活字に起こしてくれてあるわけ。写真も何枚か差し挟まれていて活字は横組みで、なんだか雑誌風。
すごく面白かった。これで100円は安いなあ。

木下古栗って読んだことないんだけど、アマゾンのおすすめに『金を払うから…』も上がってきたことがあり、面白いタイトルだなあと印象に残っていた。何故か短歌の本だと思い込んでいたのだが、本書を読んで純文学(それもかなりぶっとんだ内容)だと判明。

しかも「本の雑誌」で数年前、翻訳家の岸本佐知子さんがベスト3の1つに挙げておられた『いい女vs.いい女』の著者がこのひとだったんだー。(気にはなったけどかなり個性的な読者を選ぶタイプの小説とみて手を出していなかった、この座談会の記事を読んでその判断は正しかったと判明。この著者の作品の中でもかなり気力を要する部類らしい)。
ちなみにこの『いい女…』は2011年8月に講談社から定価1,400円+税で出版されたんだけど現在は絶版のようで、Amazonだと¥4,044円~とかいう値段が着いている。とても買えない…。

いい女vs.いい女
いい女vs.いい女
posted with amazlet at 15.01.03
木下 古栗
講談社
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っていうか、この純文学作家おふたり、書評家などの「読み」を読んで木下古栗はかなり手ごわそうというか合えば大好きなんだろうけどちょっと買うのは冒険だなあと云う気がかなりしたので最初は文庫から様子を見たいなあ。まだいまのところ単行本しか無いみたいなんだけど。

でもこの座談会だけ読んでも十分面白かった。長嶋有と柴崎友香ってよくつるんでるなあ。そしてこの座談会では豊崎さんが「社長」キャラじゃなくてどっちかというとまとめ役みたいになっている。3人の誰かのファンならオススメ。イベントそのものも楽しそうだなあ。良いなあこういうの。

↓いちおう貼ってみる。

金を払うから素手で殴らせてくれないか?
木下 古栗
講談社
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