2015/01/02

半七捕物帳 62~65 【再読】 

kindle版
■岡本綺堂
62 歩兵の髪切り ★
深川八幡の歳の市から半七老人の散髪、江戸時代の「髪を切る」が大変な重い意味があることだったという話から女の髷切り、男の丁髷切り騒動の話になる。そういう犯罪が時にあったそうで…。それにしても「豹」とはねえ。

63 川越次郎兵衛 ★
江戸城大玄関先の騒動の犯人探しの話。呑気ないたずら話かと思いきや、いろいろややこしいのが沸いててあんまりすっきりしないなあ。この姉も馬鹿ねー。

64 廻り灯籠 ★★
「お正月らしい話をしろと云われても」という前振りで始まるのでこれも「タイムリー」と思った。でも読んでみたら全然お正月関係なかったしお正月らしくも無かった。岡っ引きは犯罪者を捕まえるのが御用だけど、中には犯人からの逆恨みを怖れるのもいたという話なので珍しくはあったけど、結局色男が女の人に心配されていたんだという話の持って行き方がなんだか釈然としないなあ。

65 夜叉神堂 ★★
長谷寺と書いて「はせでら」でなく「ちょうこくじ」というのがいまの麻生(昔の区割りでは渋谷)にあるらしいが、そこのお開帳の造り物をめぐる事件の話でこれはひとが死なないし割とほんわかした話だったのでまあほっとした。ちょっと昔話っぽいね。