2014/11/02

ドミトリーともきんす 【漫画】

ドミトリーともきんす
ドミトリーともきんす
posted with amazlet at 14.11.02
高野 文子
中央公論新社
売り上げランキング: 7
■高野文子
9月25日刊のこの本、そこらの小さな書店では見つけることが出来なくて、先日アマゾンで発注したらやってきたのは10月20日の既に第3版だった。人気あるなあ!

感想は……思ったよりおっきい本が来た!嬉しい。あと、高野文子の本を読むと毎回必ず新たな試みがしてあって、挑戦し続けているなあというか、わくわくする。

web「マトグロッソ」で2回ぶんくらいはさらっと見たことがあった。今回は「科学」がテーマということで、「難しそうだなあ」と思ってたんだけど、科学を高野流に漫画にしてあって、「そういうふうに漫画にしちゃうんだ」という驚きとともに読んでいく感じ。
ただ、あまりにも「さわり」だけな感じがして、もうちょっと踏み込んであるといいのになと思った。これは、それぞれの科学者の著作を紹介する、そういうスタンスなのかも知れないけど…。

絵柄も作品によって変わる漫画家さんだけど、この本は「自分のことから離れて描く」というふうに書けるように練習したと「あとがき」にあって、「絵を、気持ちを込めずに描くけいこ」をしたと書いてあって、ふおー!と感心してしまった。
なんか、ちょっと、読んでいると手塚治虫を連想したのはわたしだけでしょうか…。

「Tさんは、この夏…」は「うわわこんなふうに描いちゃう!?」と興奮。
 漫画ってこんなことも出来ちゃうんだ。

以下、もくじに初出を付けくわえて。

球面世界:「真夜中」№12 2011Early Spring
ドミトリーともきんす 1~11:web「マトグロッソ」2012.11.8-2014.2.20
プロローグ:書き下ろし
1 トモナガ君 おうどんです 朝永振一郎「鏡のなかの物理学」
2 トモナガ君 泣かないで 朝永振一郎「滞独日記(一九三八年四月七日-一九四〇年九月八日)」
3 マキノ君 お正月です 牧野富太郎「松竹梅」
4 ナカヤ君 お手紙です 中谷宇吉郎「簪を挿した蛇」
5 ナカヤ君 コタツです 中谷宇吉郎「天地創造の話」
6 マキノ君 蝶々です 牧野富太郎「なぜ花は匂うか?」
7 ユカワ君 お豆です 湯川秀樹「数と図形のなぞ」
8 ユカワ君 松ボックリです 湯川秀樹『「湯川秀樹 物理講義」を読む』
9 ユカワ君 ハゴロモです 湯川秀樹「自然と人間」
10 ようこそ、ガモフさん ジョージ・ガモフ『G・ガモフ コレクション1 トムキンスの冒険』
11 詩の朗読 湯川秀樹「詩と科学――子どもたちのために――」
ともきんすと白銀荘について/参考資料/あとがき
Tさん(東京在住)は、この夏、盆踊りが、おどりたい。:「真夜中」№14 2014Early Autumn