2014/10/08

どぜうの丸かじり

どぜうの丸かじり (文春文庫)
東海林 さだお
文藝春秋
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■東海林さだお
丸かじりシリーズ第21弾。2004年2月朝日新聞出版刊。2007年2月文春文庫刊。
今回の表紙の絵、愛嬌があって好き。
どじょうじゃなくて「どぜう」。いいよねー。

本書では「構造改革」とか「反対勢力」とかいう単語が出てきて小泉総理の時代だったんだなあと思う。後のほうでブッシュさんを案内した居酒屋とか出てくるし(cf.近年、安倍総理は銀座の高い鮨屋にオバマさんを案内した)。
それにしても東海林さんはお酒も大好きなのに甘いものも相当イケるようで、バームクーヘンの穴のぶんが「ズルだ」っていうくらいなんだからスゴイよなあ。
本書には珍しく奥さんの存在がわかる一文がある。「フレンチトースト」の冒頭部分。
ほんと、このひとって知らなかったら一人身だと勘違いしやすい内容を書いているなあ。仕事場で料理もしょっちゅうしちゃうし。どこがどうとは云えないんだけどなんとなく文章とかその内容が醸し出す雰囲気が独身、やもめっぽいんだよね。

感想ざくっと。
どじょうはいまだに食べたことがない。/調べたらO-bentoは2001年から発売、2007年内に発売終了してんのね。/スタバは1回しか行ったことないけどこんな難しい注文してないよ。/土瓶蒸しについてはわたしも胡散臭いと思っていた。/この奢るひとはケチだなあ。/確かにトンカツには刻みキャベツしか考えられない。/この串揚げのお店面白そうだなあ。/お寿司はやっぱり魚がいいけどなあ。/お好み焼きは作るのもエンタメなんだよね。/甘栗剥いちゃいましたは画期的だったなあ。/プリッツよりポッキー派。/フレンチトーストは家庭料理なんだろうなあ結局。牛乳の量がポイントかなー。

解説は田崎真也氏。ワインのソムリエならではの面白い感想だった。ワイン飲めないので試せないけどね、しくしく。
以下は目次。

ネギの位置/どじょう丼をどうじょ/一人生ビール/O-bento発売/真夏のバーベキューは/カレー魔現る/ニラの怨念/おじさんスタバデビューす/五色納豆の混迷/好きです、さつまいも君/疑惑の松茸土びん蒸し/実りの秋だ「皮考」だ/温泉卵のゆるゆる/おごられ酒はつらいよ/旨いぞ豚しゃぶ/トンカツの刻みキャベツ/バウムクーヘン穴疑惑/コーンフレークの迷い/串揚げ、ブームとなる/野菜寿司にコーフン/鱈ちりの鱈の立場/数の子ポリポリ/栗キントンの陰謀/清純、白百合根学園/串を駆使する/紙でできた四角いDon/おじさんお好み焼きを焼く/「スティックを食べよう」/甘栗「剥いちゃいました」/構造改革は料理界にも/懐かしの喫茶店/「ブッシュと居酒屋」/試食のギクシャク/プリッツの響き/私的フレンチトースト史