2014/10/01

強運の持ち主 【再読】

強運の持ち主 (文春文庫)
強運の持ち主 (文春文庫)
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瀬尾 まいこ
文藝春秋
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■瀬尾まいこ
前回読んだのは2年前。
2年前だから感想はおんなじだったら省略しようと思ったら微妙にいま現在の感想と違ったので書いておこう。今回読み返して一番感じたのは「人情、あったかさ」だ。
OLあがりのなんちゃって(?)占い師さんが主人公の連作短篇集というのか長篇というのか。
読んでいるとほのぼのしあわせな感じがあって、和む。
占い師さんというよりは、第三者的な相談相手みたいな、話をきいてもらって、背中を押してもらう相手みたいな感じ。

わたしもむかーし、1回だけ試しに3千円払って占い師の方にみてもらったことがあるんだけど、相手が母親より少し上のおばさまだったこともあり、感触としては相談に乗ってもらった感じ、あと「占い」の効果によってちょっと安心を与えてもらったような、100%信じるとかじゃないけどちょっと心情的に助けになるかな?みたいな感じだった。おおまかな占いだったので外れなかったけど、どんぴしゃアタリ!みたいな劇的な短期間の結果が出るみたいな話でもなかったしね。

このお話も占いに振り回されたりすることもあるけれど、結局は自分の直感が一番、自分で感じて決めるほうがいいね、みたいな流れになっている。
出てくる主人公の彼氏がとても穏やかなあたたかい人柄で、彼女はいいひとを選んだなあと思う。でも占いで相手をうばっちゃうなんてちょっとスゴイなーとも思うけどね、取られた方は気の毒だよね、そのへんはまあでもワレナベトジブタでそのひとにはもっと合うひとがいたんだろーと脳内処理しておこう。

話としては最初の「ニベア」が好きだ。切なくて、あったかい。