2014/07/31

東南アジア四次元日記 【再読】

東南アジア四次元日記 (幻冬舎文庫)
宮田 珠己
幻冬舎
売り上げランキング: 175,003

■宮田珠己
のんびり再読。
4年前に読んだ本で、だいたいの雰囲気などは覚えていて、宮田大兄三十代前半くらいの若々しい初期の文体が面白い本、という認識だったがそのとおりだった。
「電車の中で読めない」という紹介がよく為されるそうだが、二回目なので大丈夫だ。吹き出したりはしないだけで、面白いことに変わりはない。
アジアを1人で旅行した日記というととりもなおさず「自分探し」だったり「貧乏旅行」だったりしがちだが、本書はそういうのと違うので、かといって金持ちの悠々自適バカンス日記でも全然無いので、オリジナルな感じで、変わっている、と思う。「宮田珠己っぽい」というのが一番ピンとくるかな。

「陸路で行くぜ」と云っていたけどいろいろあってあっさり飛行機に乗っちゃうとことかが、この日記の著者のスタンスだ。文体が個性的で魅力なので、文体が合わなければそれは相性が悪いかもしれない。

あらためて写真をしみじみ見て思ったんだけど、「おしゃれじゃないなあ」。
旅行記の写真ってもっと綺麗だったり絵になったりするもんが多いように思うのだが本書に限らず宮田大兄の写真と云うのはそういう目的で撮ってないからひたすら興味の対象をばしばし喜んで撮っているなあという感じだ。
宮田大兄はそういうことはしないだろうけど、旅番組をこのひとが企画して旅するとかいう映像があったらユニークだろうな。