2014/05/31

おいしい日常 【再読】

おいしい日常 (新潮文庫)
平松 洋子
新潮社
売り上げランキング: 89,007

■平松洋子
再読。
2003年1月世界文化社から『おいしいごはんのためならば』として上梓、2007年5月新潮文庫から改題、改稿して刊行されたもの。
目次と感想織り交ぜて。

カット・アンド・カムアゲイン
序というか、はじめに的な、本書のスタンスを示す一文。日常の食卓に平松さんが望むのは「ハレ」ではなく「ケ」の美味しさ、それは何回食べてもおいしい、また食べたくなる味。

うちの「おいしい」
お豆腐屋賛江/水は買うものではなく/幸せのごはん/栗きんとんで一服/怪傑健康頭巾/本日の手土産/ちこちゃんのケーキ/都会のムラへようこそ/私の香菜修業/だしさえあれば/お日様のいう通りに
平松さんちの日常食や食にまつわるあれこれ、時には幼い時のエピソードも混ざって。ケーキをまるごと、いきなりフォークで食べちゃうというのは確かに一度は憧れるものかもね、でも実際にそれをやってみると……?
鉄瓶いいなあと平松さんの本を読むと思うんだけどハードル高いんだよなあ。第一に、買う段階で鉄瓶は高い。数万円はする。しかも取扱い方が最初に内部を白く出来るまでは錆びる、白くするにはちょっとコツと根気が要りそうな。安かったら「失敗しちゃったー、てへ☆」で済むけどなあ。そりゃ毎日ミネラルウォーター買うとかそういうのに比べたら安上がりなんだろうけども(平松さんちの話。うちはそんな贅沢できない)。
お酢で健康、毎日軽やかというのはある程度はわかるけど平松さんのこれは、ちょっとプラシーボ効きすぎなんじゃないのかなあ、あまりにもテンションが高いので若干引いてしまった。
香菜についてはいつものカレーに混ぜて使ってみたのだが、うーん、確かにクセがあって、まあ食べられないことはないけれども、無くて全然かまわないなあというのが感想だったが、レシピによったらぐうんと美味しくなるのかもね。

わたしの調味料
黒七味/コチュジャン/柚子胡椒/塩/醤油/オリーブオイル/バルサミコ酢/ごま油/ナムプラー/ウスターソース/みりん/味噌/砂糖/黒酢/XO醤/ラー油/鶏スープ/レッドカレーペースト/ココナッツミルク/ナムプリックパオ/紹興酒/腐乳/氷砂糖
平松さん愛用のそれの紹介。おんなじ調味料でも製造元や味わいにこだわって厳選された高そうなものばかり。そのへんのスーパーで見かけないなあ。実家の味では無くて平松さんに影響されて使うようになったのはナムプラーと紹興酒。そのへんで売ってるやつでメーカーなどは違うんだけど、たしかにちょっと異国の風味になって面白いよね。XO醤は高いのでまだ買ったことなかったりする。買おうかなあ。

「おいしい」を探して
京都ぷにぷに旅/天丼を食べに浅草へ/白熊捕獲大作戦/でっこびかっこび そばの旅/進化する焼き鳥/その手は桑名の焼きはまぐり/涼一味。鮎の香り/幻のきのこを探して/冬です、かにです/あんこう鍋のヒミツ/ひとりてっちりのハードル/すっぽん美人、見参/豚足マイラブ/四角いピッツアを港町で/「鳥榮」その世界
この章は日本各地(東京が多い)の平松さん一押しのお店にそこの名物を食べに行って紹介してある。こういうの読んで「いざっ」と速攻で行ける身軽さが無いわたし。距離の問題だけじゃなくて大阪の店もあるんだけど、なんか敷居が高い気がしちゃうんだよなあ。

巻末対談 東海林さだおvs平松洋子
西荻のおされ系居酒屋さんにて。
東海林さんが平松さんにダメ出ししまくり!?
カップ酒飲んじゃう平松さん、いろんな美味しいお店に行くばかりじゃなくてこういう隙というか大胆さも併せ持ってらっしゃるところがファンになっちゃう理由のひとつかも。
女性客に髪くくったらっていう女将がいる居酒屋とかこわいなあ~。

これ↓の改題版。

おいしいごはんのためならば
平松 洋子
世界文化社
売り上げランキング: 167,121