2014/02/21

続百鬼園随筆 【再々読】

続百鬼園随筆 (新潮文庫)
続百鬼園随筆 (新潮文庫)
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内田 百けん
新潮社
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■内田百閒
本書は三笠書房から1934年(昭和9年)に上梓され、福武文庫に収録されたものの新潮文庫版。現代仮名遣い&ルビ振りあり。
目次。
近什前篇
雞鳴 春秋 立腹帖 続立腹帖 伝書鳩 百鬼園師弟録 或高等学校由来記 食而 大晦日 目白 学校騒動記 大鐘 文章世界入選文
乞食 按摩 靴直し 大晦日の床屋 西大寺駅 初雷 参詣道 私塾
筐底稺稿
鷄蘇仏 破軍星 雀の塒
近什後篇
風燭記 俸給 啞鈴体操 黄牛 薬喰 忠奸 掏児 炎煙鈔 南蠻鴃舌 琴書雅游録

昨日むやみとカツレツが食べたくなってウィンナーシュニッツエルを作って食したのであるが、そうかあ「食而」を読んだ影響かと今気付いた。トンカツっていうよりカツレツって云った方が美味しそうな気がするのは気のせいでしょうか。百閒先生が召し上がったのはビーフ・カツレツ、わたしのシュニッツエルはポークだけど。
大晦日の床屋」は人物活写が良い。
鷄蘇仏」は今回は気をつけて読んだがやっぱり涙腺が。
黄牛」はこのタイトルでなぜこの内容?という感じだが、百閒先生のふだん身に着けておられたコートやらステッキやらの来歴が披露されていて、とても面白い。
琴書雅游録」は先生が小さいころに習われたお習字や素読やお琴のお稽古のことを書かれていて、なんでだか読んでいてすごく楽しい、へええって感じで興味深く熟読。お琴が好きな男の子って珍しかったのねやっぱり。いまで言うと、ピアノとかクラシックバレエを習う男の子って感じが近いのかな。
この文章の中に「百鬼園先生言行録」の中の菊山勾当のことを宮城道雄氏のことと誤解している読者が多いという一文があり、あれまあ。わたしも今回再々読にもかかわらずそう思って読んでた…以前読んだときに読み飛ばしちゃったのか、忘れちゃってたのか。