2014/01/03

ジャック・リッチーのあの手この手

ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ジャック・リッチー
早川書房
売り上げランキング: 42,349

■ジャック・リッチー 編・訳:小鷹信光
大晦日からお正月にかけて読んだ今年の読み初めはこれ。師走に買って寝かせてあった。
ハヤカワポケミスで明ける年とはなかなか乙なものである。「すべて初訳/日本オリジナル短篇集」と帯にあるように、本書収録の23篇はすべて本邦初お目見えなのだ。前口上でこれを確認して「おおそれは嬉しい」と購入した。
収録作品改題によれば「本書に収録することになった未訳短篇の原文の半分以上」は、ジャック・リッチーの次男とメールのやりとりをする中で、PDFで送ってもらったものだというから凄い。
翻訳は、松下祥子さん8篇、高橋知子さん8篇、編者の小鷹さんが残り7篇を訳し、全篇を通して翻訳監修をするというかたちをとったそう。

収録作品タイトルとネタバレしないように気を付けて自分用メモ。
まっさらで読みたいという方はとばしてください。

「儲けは山分け」・・・原題は"BODY CHECK"。ここでのBODYは死体のこと。
「寝た子を起こすな」・・・ふつうのミステリだとここから始まっていくんだけどね。
「ABC連続殺人事件」・・・クリスティーの名作を踏まえた作品。パロディとして面白い。
「もう一つのメッセージ」・・・ふつうのミステリだと(以下同文)。
「学問の道」・・・これは良かった。ほのぼのサスペンスと思ったらもうひとひねり。こういう気の抜け方がイイね。
「マッコイ一等兵の南北戦争」・・・南北戦争についてのこだわりが、そういうもんなのかなあと。
「リヒテンシュタインの盗塁王」・・・この状況で一塁に投げるとか、無いわー。
「下ですか?」・・・えええええ、そういうふうに持っていくとは。
「隠しカメラは知っていた」・・・してやったり!小気味良いね!
「味を隠せ」・・・あはははは。ブラックだね。定番を踏まえて。
「ジェミニ74号でのチェス・ゲーム」・・・チェスがわかるともっと面白いのかな。
「金の卵」・・・これも定番を逆手に取ったおもしろさ。
「子供のお手柄」・・・そら知らんわ。
「ビッグ・トニーの三人娘」・・・まさかのジャンル違い。
「ポンコツから愛をこめて」・・・これも出会い?
「殺人境界線」・・・んなあほな。
「最初の客」・・・これ、最近乙一でまったく同じオチを読んだなあ。
「仇討ち」・・・ああそういう話か。
「保安官が歩いた日」・・・これもミステリの定番を(ry
「猿男」・・・島には行けるの?
「三つ目の願いごと」・・・このジャンルは星新一に名作がいくつもあるからなあ。
「フレディー」・・・でも「負け」な気がするんだよね。
「ダヴェンポート」・・・怖いよう。