2014/01/13

笹塚日記 【再読】

笹塚日記
笹塚日記
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目黒 考二
本の雑誌社
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■目黒考二
本書は、「本の雑誌」に1999年4月から2007年3月号まで連載された、「笹塚日記」の1999年4月号~2000年7月号までの掲載分を書籍化したものである。

わたしはこれを雑誌掲載時にリアルタイムで読み、書籍化(2000.7.25初版発行)されたときも読み、その後ぱらぱら再読などもしてきたが、ここ数日けっこう久しぶりに再読してやっぱり面白いなあと思った。さすがに10年以上前の話になってしまったので、古いなあ、というのもあるんだけど。

目黒さんは夜中から朝方にかけて読書をされることが多くて、それも1日に3冊とか普通に読んじゃう。書評家であり、お仕事なんだからというのもあるけれど、すごいと思う。速さもそうだけど、いっぺんに3冊も読むと1冊ずつへの感情の思い入れとかいろいろ気持ちの整理が追いつかないんじゃないかと思うんだけど、まあ、仕事だったらそんな悠長なこと言ってられないのかなー。でもやっぱり常人には無理なんじゃないかな。

まだワープロのほうが慣れていて、パソコンを買うけど「先生」にメールのやりかたからいろいろ教わっていたり、親指シフトのキーボードだったり。
「笹塚日記」は途中から自炊を始められて、ごはん日記の様相も呈していくのだが、この1冊に入っているぶんはまだそうなっておらず、店屋物を取ったり外食したり。

1週間分の荷物を持って出社し、会社の入っているビルの上の階で寝泊まりし、週末は競馬場に詰めていることが多く(これは仕事じゃなくて趣味)、いったいいつご自宅に戻るんだろうといつも読みながら思っていた。むかし、雑誌で読んでいるときに母にその話をしたら「家庭がうまく行ってないんじゃないの」と言っていたが、うーむ。まあ普通はそう解釈するよね。でも本の雑誌の読者は目黒さんの読書愛とか変人ぶりも知ってるからいちがいにそう言い切れないんじゃないかというのもあって、どうなんだろう。

目黒さんはとりあえず本を毎日わしわしと読まれているが、当時はまだ雑誌の発行人ではなかったかもしれないけど顧問だったので、そういう仕事もあって、本のタイトルがいっぱい出てくるが、感想とかはほとんど無い、でも面白い。
「あとがき」に「笹塚日記」のはじまりのきっかけとかが書いてあるけど、いやほんと、連載になって良かったよねと思う。わたしも連載されていたときは、雑誌を買って一番に読んでいたもん。

そういえば関西在住のわたしが東京に数日遊びに行ったことがあって、そのときにひとりで「本の雑誌社」をさがしたけど見つからなかったことがあったのだった。当時はまだグーグルマップとか無かったんであった。でも隣のファミマは知らずに寄っていたという…。

◇当時の日記(2006年5月)から。
この日の予定は未定だったのだが思いつきで目黒顧問の「笹塚日記」の記憶を頼りに「本の雑誌社ツアー」を決行する。クイーンズ伊勢丹(及び紀伊國屋書店の入ったスーパー)とささ家(閉まっていた)はすぐ発見したが肝心の聖地がわからず。かなりぐるぐる回ってついに諦めて帰ったのだが、奈良に帰ってからその付近で水分補給のため入ったコンビニのレシートの住所をふと見たら隣の番地だった。……ああっ、目黒さんがいつもスポーツ新聞買うファミマってあそこだったのか!orz。しばし愕然。
ぎゃー( ̄□ ̄;)!あの場でレシート見て住所確かめてたらよかったっ!でもそんな習慣ナイし!てゆーかもっと下調べしていくべきだったよな、あんな住宅街だとは思わなかったんだよー!!!!!
……ま、いいさ、だいたい町の雰囲気知れたから良しとしようよ(負け惜しみ)。
ちなみに今、「本の雑誌社」は神保町にある。