2012/10/22

雑誌「考える人」2011年秋号+2012年冬号





すごく久しぶりに雑誌を買った。
梨木香歩『エストニア紀行』の最初のほうが「特別寄稿」としてこの2冊に載っていて、単行本には収録されていなかった写真が載っているらしく、それを見たいが為だった。ネットでも購入できそうだったが、大きめのジュンク堂の近くに仕事で行く機会があったので、帰りに寄ったらきちんとビニール封されて棚にあった。

中身の、木寺さんの写真だが――――正直、わざわざ雑誌をそれ目的に買ったにしては大した量が載っているわけではなく、少しがっかりした。平松洋子さんの書籍なんかは文庫でもカラー写真多数で楽しいんだけど、あれが特別なのかな、やっぱり。あんまりあそこまで載っててしかも普通のお値段って無いもんなー。

2011年秋号はアマゾンなんかだと11月号、2012年冬号は2012年2月号で、これは季刊誌なのでナンバーでいうと38号、39号にあたる。

38号の特集は「考える料理」で、川上(弘美)さんの手料理とかがメイン。関心がある特集で良かった。
表紙のこの女性、川上さんだったのだ! ロングヘアの写真しか拝見したことがなかったのでまさかそうとは思わなかった。
お茄子の特集、あの「コート・ドール」斉藤政雄シェフの特集なんかも目を惹かれる。面白かったのは、業界各人にアンケートを取った「私の好きな料理の本ベスト3」という企画だ。向田邦子の料理本はけっこうかぶってるなあ、とか、やっぱ小林カツ代は基本よね、とか。
平松さんの連載が載っていたのも嬉しい。写真はお馴染み日置さん。
おっ、と思ったのは、「高山なおみのロシア日記『犬が星見た』をめぐる旅」が連載第1回目だったことだ。高山さんはアマゾンで平松さんのを購入しているからか、「おすすめ」でずっと上がってくるのだが未読のままだった。それを武田百合子のあの名著を媒介にして試し読み(じゃないけど)出来るとは。想像したよりも全然料理人ぽくないふつうの飾らないエッセイだった。うーん、特にどこも悪くないけど逆に「文庫本も買ってみようかな」と思わせるなにも無い、まあまだ今のところは。でもこれは企画が良いから本になったら買うかも知れない。

39号の特集は「ひとは山に向かう」。
こちらは前号の連載の続き以外に特に気になったもの無し。