2008/01/13

わたしのマトカ

わたしのマトカ
わたしのマトカ
posted with amazlet on 08.01.12
片桐 はいり
幻冬舎 (2006/03)
売り上げランキング: 1902

■片桐はいり
映画「かもめ食堂」でミドリ役を演じておられた女優さんが映画のためにフィンランドで1ヶ月滞在した折のことをエッセイに書いておられるというので興味を持って読んでみた。
女優さんの初エッセイということで「どうかな」と危ぶむ気持ちもなくはなかったが非常に読みやすく、面白かった。

とにかくいろんなところに旅や仕事で行かれていて、そして人見知りすることなくいろんなことに飛び込んでいくパワフルなキャラクターだということがよくわかる。
映画でも「このひとはこの年齢とはとても思えない若々しさだ」と思ったが、本書を読んでも同じことを思った。とにかく、身のうちから発するエネルギーが強いのだ。若いのだ。すごいバイタリティーを感じる。年齢の問題じゃないな……。

興味深かったのがフィンランド人の国民性で、遊園地でかなりハードな乗り物に乗っても無表情で、叫んだり笑ったりしないとのこと。本当だろうか。
ライブで好きな音楽を聴いて内心ノリノリでも、みんな無表情に静かに座って聴いているんだそうだ。本当?

でも冷たいとか感情に起伏がないわけじゃもちろんなくて、そういう文化だということらしい。また、人見知りする国民だけど、親切で、打ち解けると顔を真っ赤にして親しみを示してくれるとも書いてある。へええー。

一番面白かったのはファーム・ステイのときのエピソードだったけど、それにしてもサウナに入っているときに家に入ってきた謎の人物はいったいナニモノだったんだろうかとちょっと気になる。無事で良かったねえ。