2005/05/08

絞首台までご一緒に

4150747210絞首台までご一緒に
ピーター ラヴゼイ Peter Lovesey 三好 一美
早川書房 2004-10

by G-Tools

■ピーター・ラヴゼイ
某大型書店で表紙を見せるディスプレイがなされていて初めて気が付いたのだが、これって『ボートの三人男』の世界とちょっとリンクしたミステリーなのだ。
ラヴゼイのイメージとどうしても合わないんだけど……読んでいて「これ、ラヴゼイだよな?」ってたまに自問しちゃうんだけど……(ラヴゼイといえば『マダム・タッソーがお待ちかね』『偽のデュー警部』の雰囲気しか知らんから)。
解説をちらっと先に読んだら、「作品ごとに作風を変え」る作家だそうで。ふーん。
そう、たしかにこれはしっかりほのぼのした、っていうか、主人公が夢見がちな女子学生なのが特徴として現れている小説となっているなあ。なかなか面白い。


読了。
面白かった。ミステリとしてはややヌルいかもしれないけどちゃんと伏線とかあって「あっ」って思えるし、単純にラブコメとしても楽しい。深刻にならず(ヒトは殺されますが)、のんきに何も考えずに愉しめる良品。女性にオススメかなあ。
「吹き出しそうになる」と帯に書いてありますが、そういう大笑い小説というよりは、ユーモアににやりとするタイプの作品だと思います。