2005/05/06

夏への扉

夏への扉
ロバート・A・ハインライン
早川書房 1979-05


by G-Tools

■ロバート・A・ハインライン
タイトルが素晴らしい。

内容は、うーん、ざっと読んでしまったけど、意外性がナイとゆーか「想定の範囲内」とゆーか。でも1957年の原作だもんなあ。そう考えるとすごいのかな。

なんせ、主人公のいる時点が近未来の1970年代で、既に”冷凍睡眠”(雑に説明すると人体を生きたまま凍らせて未来の時点で解凍するというタイム・スリップの一種)がシステムとして機能しているって設定。主人公は30年後の2000年に飛ぶわけだが、そこでは更に未来仕様になっている。話したり家事の手伝いのできるロボットが一般家庭でも大活躍だ。そして未来モノといえばこのアイテム!というアレも出てくる(いちおう未読の方の為に伏せてみました)。その出し方がちょっと面白かったけど。

主人公を前半これでもかと苦境に陥れる美女にして悪女、ものすごい冷血漢だが、なんでそこまで、の説明がいっさいないのでちょっと浮いてる感じがしないでもない。まあ、後半の畳み掛けが爽快といえば爽快だなあ。

最初に出てくる外への扉が11プラス1ある家、ってのも実際に住むには不便だろうけどなんかファンタスティックでマル。