2003/09/11

誰の死体?

誰の死体?誰の死体?
ドロシー・L. セイヤーズ Dorothy L. Sayers 浅羽 莢子

東京創元社 1993-09
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■ドロシー・L・ セイヤーズ
再読、眠るギリギリまで読んだがあと数ページのところでダウン。まあ、後は犯人の犯行過程をバラした手紙だけだし目新しいものはないのでいいんですけど。
あらためて、面白かった!それに、記憶の中で曖昧だった「面白かったエピソード」が1話目から頻出していることに驚愕。そうそう執事バンターはほんとにそつがなくてパーフェクトで申し分のない探偵補助でもあるだとか(ワトソン役といえば大抵間抜けだとか探偵役より劣っているパターンが多い中でバンター氏は非常に優秀でジャンルによればピーター卿よりも上かも)、ピーター卿のお母様で先代公妃のチャーミングで機知に富んだお人柄であるとか、その他、エトセトラエトセトラ……。主人公ピーター・ウィムジイ卿のユーモラスな魅力は言わずもがな!大ファンですから、ええ。

ミステリとしてももちろん面白い。今回の謎は、ある善良な市民の家の風呂場にいきなり見知らぬ男の素裸の死体が。しかもその死体は鼻眼鏡なんか掛けている。これは一体「誰の死体?」というわけだ。これにもうひとつの謎も登場します。

それにしても読んでいて気になったのが貴族階級の称号。「先代公妃」ってのも馴染まないけどこれは「先代の公爵の妃」ということで。あと、アメリカ人の登場人物が混乱して間違える例で書かれているんですけど、「ピーター・ウィムジイ卿」は有りで、「ピーター卿」も有りだけど、「ウィムジイ卿」だとお兄さんの現公爵(デンヴァー公)を指す、みたいなんですね?「ウィムジイ」って呼び捨ては頻出でこれはピーター卿のことでOKみたいなんですよね?――わ、わっからん~。