2003/09/17

古書店アゼリアの死体

古書店アゼリアの死体
若竹 七海
光文社 2003-09


by G-Tools

■若竹七海
タイトルから「古書店で死体が出てくんのね」とは思ってましたが冒頭に登場するのは海からの溺死体。おやおやーん?と思っていましたら、タイトルどおりの殺人はちょっと後で起きました。

シリーズと言っていいのかな、これは?前作とかぶるのは舞台と数人のキャラ(しかも大抵は地の文でちらっと通行人感覚で登場するのみ)なのです。どうやら同じ市でも地域が違うようなのですね。最初はあんまりかぶらないので「時代が違う設定とか!?」とか深読みしかけましたが駒持さんの階級が両方「警部補」なのでそれはないなと。物語の途中で地域説明的発言がありましたので、納得したんでした。ふーん。

全体的に言って、『ヴィラ・マグノリア』の方が面白かったというか、好きだったというか、ツボだったです。今回のも悪くはないんですけど、なんせ古書店で死体が発見されるまでがあんま楽しくなかったのです、ストーリーとか設定が。単なる好みのモンダイですけど(^^;。あっ、それに、そうです。今回のにはお子様が登場しなかったのもあるかも~。こまっしゃくれたコドモタチ、これがないと。ちなみにこれもコージーミステリーです。五木原巡査部長としのぶと紅子さんが好きだなあ、と思いました。特にしのぶ嬢の言動は拍手喝采モノ!スバラシー!

ところでこの古書店アゼリアはなんと、洋書ロマンス小説の専門店だったのでした。そんでもって、作中でマニアックな発言、めちゃ飛び交うシーンがあるのですが、……わ、解からんっっっ( ̄□ ̄;)。マッタク、足を踏み入れてない分野だし、そもそも恋愛(が主軸となった)小説すら好みじゃない私には遠い分野ですからなあ(あ、ナゼか恋愛漫画はオッケーなんですけどねワタクシ)。「ロマンス小説ってゆーとハーレクインのことか?」と思ってしまった私は紅子さんに殺されるでしょう(爆)。ロマンス小説にもいろいろなジャンルがあって、ハーレクインはその中のカテゴリー・ロマンスと呼ばれるジャンルに含まれる……らしい。ふーん。ちなみにこの店主や登場人物が推すのは「ゴシックロマン」なるジャンルだそうで。つまり私がミステリーにおけるジャンル区別をしていて、だのに「ミステリーって言うと殺人と探偵が出てくるアレでしょ」とかぬかされるとゲンナリする、っていうああいうのとおんなじなんだろうなー。。。と思った次第。