2003/06/20

依頼人は死んだ

依頼人は死んだ依頼人は死んだ
若竹 七海

文藝春秋 2003-06
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■若竹七海
同じ主人公(女探偵というと語弊があるけど)がめぐりあう事件を扱った短篇集。待ちに待った七海さまであるが、七海さまというのはそもそも「ほんわかかわいい」の中に本来の要素「ピリッと辛口の観察眼」が利いている、という作風の方なのだけど、この短篇集はどうやら「ピリッと」の方だけが強く、ほんわかといった感じはほとんどない作品ばかりのようです。まだ4篇目の途中ですが、読み終わって「なんじゃあそれは」と思ってしまったのも無くは無い。ウーン、有体に言ってあんまり好みではないかも。しかし七様のだから読むさ!(笑)。ちなみにこれは2000年5月の単行本だそうです。あー、『ヴィラ・マグノリアの殺人』はよかったなあぁぁぁぁ~。

読了。最後まで、シニカルな雰囲気の作品集。後半の方の作品でいいのがいくつかあった。しかし最後の最後で書かれたあの"ほのめかし"にはいささか興醒め。不要では?蛇足では?ホラーにしたかったのでしょうか。あれが無いラストの方がよかったのになあ~。