2003/01/10

利家とまつ

利家とまつ〈上〉利家とまつ〈上〉
竹山 洋

新潮社 2003-09
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■竹山洋
昨年度の大河の原作ですね。意外にも読みやすくて面白くてどんどん読んでしまう。歴史的描写が少なめで、現代にも通じる日常の描写が多いからかな。人物描写とか。まだ上巻の途中。まつの顔は完全に松嶋奈々子で浮かんできます(笑)。

読書中。ほんとに引き込まれて続きが読みたい!という感じ、うまいなあ。信長が意外なほど優しく書かれている感じ。信長って一面だけ捉えるとほんとに狂人かと思うほど怖い人ですが、逆にすごくヒーロー扱いのもある。この作品の信長はもちろん残虐なことも書かれてるんですがわりとあっさり書かれていて、まあ気まぐれだけど皆に何故慕われているかが分かるような書かれ方をしている。それはこの主人公が前田利家というのが大きい理由なんでしょうね。まつは魅力的だと思う。でも難を云えば、女性の心理がちょっとどうかなあと。昔の人とはいえ、武士の妻とはいえ、夫に他の女が出来たときにああまでクールでいられるものなんでしょうか、ウーム!?

信長が亡くなる、利家にとっては信長がほんとに唯一絶対の存在だったんだなあ、と読んでいてわかる。次は秀吉の時代になるのだけれど、これは利家にとったら同輩だものね。新選組に例えれば(例えるな(^^;)、近藤局長が亡くなって沖田総司が斎藤一の家来になるようなものみたいな?そりゃ~心中複雑なものがあるでしょうなあ。

読了。後半に行くほどまつが偉く、利家がのんきものとして強調される気がする。んで、松嶋奈々子の顔を浮かべてしか読めない。やっぱ意識して書かれてるのかなあ。利家の唐沢さんは浮かばないんだから不思議。ちなみに大河1回も観ていなくてこれです。