2002/10/30

マローン殺し

マローン殺し―マローン弁護士の事件簿〈1〉 (創元推理文庫)
クレイグ ライス
東京創元社
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■クレイグ・ライス
クレイグ・ライス『マローン殺し』から数篇。"私の一冊"フェアで若竹七海さんのコメントが帯になってるので買ってみたんであった。ライスゆうたら『スイート・ホーム殺人事件』のヒトですね。というわけでこれもユーモラスというかほのぼのというかおとぼけ風味満載。マローン弁護士シリーズです。会話とか思考過程とかにおかしさのパウダーてんこもり。事件そのものはけっこう入り組んでて?カタカナ登場人物が短編なのにけっこうたくさん出てきてたいへん。ええ、最初の「マローン殺し」を2回読んで初めて理解できた私はバカですね~(^^;。

全部探偵マローンが活躍する短篇なんですが、えーと、弁護士としての仕事よりはむしろ「名探偵」的な役割を果たしてます。彼が事件を解決してるんですもの。それも「依頼人のためにっ」とかいう正義感とかじゃなくて~。四角四面でなく、ひたすらマイペースに、のどかに、スマートにかつちょっと間抜けでユーモラスに生きるマローン。でも事件を解決する頭のキレは最高にカッコイイ。他のキャラもすごくいい味出してます。いつもマローンに怒鳴りつつもつるんでいるフォン・フラナガン警部に、キュートで賢くってしっかりものの秘書マギー。彼らの台詞をニヤニヤしつつ読み、事件の解決には快刀乱麻の鮮やかさを味わえる。なかなか、スグレモノだと思いました。