2002/10/30

ゴミと罰

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))
ジル・チャーチル 浅羽 莢子
東京創元社 (1991/08)
売り上げランキング: 124136

■ジル・チャーチル
某掲示板でコージー・ミステリをもっと読みたいと相談したところ、西上心太氏が教えてくださったのです。これってタイトルが面白いので気にはなってたシリーズなんですよね……。店頭で冒頭をぱらぱらやったら、「お・いい感じ」。しかも翻訳が浅羽莢子さんではありませんか~!!というわけで。3人の子どもをかかえるまだ若い主婦が主人公。しかし『スイート・ホーム殺人事件』と違って子どもが探偵役ではありません。若い外国の主婦のご近所付き合いの様子とかも興味深い。

それにしても、料理のレシピどおり作るために主人公がみかんジュースを探し回るってシーンがあるんですが、オレンジジュースでは話にならない、というんです。オレンジ・ジュースとみかんジュースって何が違うんですか?カリフォルニア・オレンジと日本の掘りごたつで食べるみかんはそりゃー、同じではないくらい解かりますが。英語で「オレンジ」と「みかん」はどういう違いなんでしょう。料理の味付けだったらどっちでも別に失敗はしないんじゃないのかなあ???ウーン?――今、思いついて解説をちらっと確認しましたが、この件については何も書かれていないようです。ま、いいかそんな細かいことは……。

これはある住宅でお掃除サービスの女性が殺される事件を、その家の主婦と隣の家の主婦(主人公)が解決しようとするハナシ。特徴としては、コトが殺人なのにやっぱり家事や高校生を筆頭にする3人の子供達の送り迎えなどの雑事が絶え間なく描かれること。つまり事件が起こっても解決に向かおうとも、あくまでも「日常生活」はなくなりはしないわけで、それをきっちり書いてしまうところがこれらドメスティック・ミステリと云われる作品群の特徴なんだそうである。

ちなみに主人公は1年前に夫を亡くした未亡人。そしてこの事件で登場した私服刑事ヴァンダイン(わはは、いいなあこのお遊び♪)となんだか少しどうにかなりそうな感じである。こーゆうビミョ~なの読むの大好きなんですよね~。「けんかするほど仲がよい」という感じの二人です。