2002/08/31

五輪の薔薇

五輪の薔薇〈上〉五輪の薔薇〈上〉
チャールズ パリサー Charles Palliser 甲斐 万里江

早川書房 1998-03
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■チャールズ・パリサー
【1日目】
発売当時買って少し読んで脱落していたチャールズ・パリサーの『五輪の薔薇』に再チャレンジで読み始めています。これ、1冊4,000円で上下だと8,000円もした本。当然分厚い! 読んでいると重い! 『模倣犯』の1.5倍は重いと思う、装丁も重厚だから。そして文章がちょっと難しい。当時の「本の雑誌」によるともうめちゃ大絶賛なのですけど。しかし丁度他に読む本もないし、チャレンジ。
帯によると「19世紀初等の首都ロンドンを舞台に展開する、壮大なる物語絵巻」だそうである。うん、まさに壮大だなあ~。なんていうか、世界名作劇場のような感じです、今のところは。さてどこまで読めるかな?

【2日目】
やっと第2部に入ったけどまだ主人公ガキ。しかもハナシ進んでね~。もう世間知らずのバカ親子描写はいいんだって……(^^;。もしかして、このまま終わりまでいっちゃうの?ウーム。世界名作劇場大河ドラマ風なのです。
今のところのアラスジ⇒裕福だった母と子、そして生死の明らかでない謎の父。どうやらその結婚をめぐり2つの勢力がそれぞれ純朴な母子から「ある書類」を奪うためにいろんな手口を使ってくる。そのために家を奪われロンドンに出てきた母子。でも天然世間知らずの母にまだ小学生くらいの坊やなのですぐに生活に行き詰まる……。

どうです、めっちゃありきたりのストーリーでしょう、まとめると。これを二段組で三百ページくらいに渡って書いてあるんですぜ(笑)。まあもちろん、古きイギリスの庭園の様子だとか街の様子だとかの描写もあり、『秘密の花園』を思わせるワクワク感もなきにしもあらずなんですけど(ってゆーかそれが無かったら読んでないとも言う(^^;))。うーん、「本の雑誌」目黒氏大絶賛なんですけどねえ。しかも文章自体、悪いわけじゃなくてそれなりに面白いんですけどねえ。ただ重くって通勤に持っていくのがためらわれるのが~。ぼちぼち読むか……。

【3日目】
とりあえず上巻のみ読了。後半かなり駆け足で。
とりあえずずーっと主人公派コドモのままだけど周囲の状況によってかなり成長というか世間ズレしていく。一方のお母様は変わらず自分の世界に住んでらっしゃいます。めちゃ歯痒いのだけど、よく考えたらこれ舞台が19世紀なのですね。まだ女性に選挙権もない時代、これがむしろ普通だったんであり著者は意識的にこう書いているんであろう。……分かって読んでてもやはり歯痒いけど。何故息子の意見をちゃんと聞かないの、目を開いて周りの状況を把握しないの。この人は砂に首を突っ込んだダチョウ。……大河小説色も変わらず。どうやらこのまま行くのかなー。昔学級文庫で読んだ『家なき子』を思い出します。