2002/06/23

闇の花道  天切り松 闇がたり (1)

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
浅田 次郎
集英社
売り上げランキング: 7202

■浅田次郎
【1日目】
文庫になったら読もう、と思っていた浅田次郎の『天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道』が集英社文庫から出ていたので「おおっ」とゲット。ちょっとずつ読んで行きましょう。
【2日目】
読書中。うーん、やはりうまいなあ。「この人の手管に負けないように読もう」とか思っていても、いつのまにか引きずり込まれてどんどんページを繰ってしまっている。
実はちょっとすっとばして主人公の姉の話を先に読んだんですが(これは1章ごとにある程度独立しているから可能)、こういうハナシには弱いです。わかっているけど、泣けました。号泣じゃないけど。うーん。。。
浅田次郎の作品というのは芝居とか講談に近いものを感じます。語り口調だから余計にそうなんでしょうけど、スーッと場面が絵に浮かぶ。また、ツボが押えられているんですよね。水戸黄門の流れに近いというか。ワンパタってんじゃないですよ。こうきてこうきて、こう落とす、その鮮やかさです。他の人のを読んでいるときはこんなことを思わないんで、これが特徴なんでしょう。それをわざとらしいと感じるかどうか紙一重のもありますが。。。でもそう、浅田次郎で「泣いた」ってのはあまり言いたくないですね(笑)。「蛍の墓」で泣いたとは言えるけど、「一杯のかけそば」(未読ですけど)で泣いた、とは言いたくない、という例えだとわかりやすいでしょうか。