2002/06/01

1974ジョーカー

1974ジョーカー
デイヴィッド・ピース
早川書房 2001-07


by G-Tools

■デイヴィッド・ピース
【1日目】
読み始めるが、どーもこの文体とか独りよがりな話の進め方に馴染めなくて、まあまだとっかかりですけど。もうちょっと読もうか。しかし実はこの本、別の本と勘違いして買ったのであった。家に帰って確かめたらそうだったのだ。そちらも外国のミステリで、タイトルが年号とカタカナ単語なんですよねー。うーん。
【2日目】
昨日ネットで「他の人の感想はどないやろ」と思って検索してみたんですけれども、あっちゃー(^^;。なんか、「訳わからん」みたいな感想がいくつもあったんですよ(笑)。もう読むのやめよーかな、とも思ったんですけど。

今朝続きを読み始めてみたら、割と読めそうだったので続行。ただしナナメヨミ。なぜかというとこの文体はワンセンテンスごとの改行が多用されたスタイルで、そしておそらく「韻」を踏んでリズムを付けてあるみたいなのですが、それは原語で読んでこその効果であり、日本語で読んだ場合ブツギリの連続みたいになっているのです。また、「父の時計」が一番多いんですけど、とにかく同一単語が指示語なしにどんどこ使われているのでうっとおしいのです(リズム付けのためなんでしょうけど)。しかも、この主人公っていうのがけっこーかなり、嫌な陰険でしつこくて思いやりのないキャラクターにしか思えなくって(ライバルの記者についてネチネチ何度愚痴ったことか。あと、妊娠したと告げられて即「堕ろせ」、って言って彼女を泣かせ、その友人から忠告されたのに逆ギレする始末)。もー、なんか、これはじっくり味わって読む必要ナシ、と思えたのです。

んなわけで、ストーリーだけを追って読み、読了。なお、この著者は冒頭「日本版序文」において同書を「真っ黒で、本物の、心の奥底から生まれた小説、最高の犯罪小説であり、これを超える作品は、続編『1977リッパー』しかない。」とのたまっておられますが、大爆笑でもって否定してさしあげたい気分でございます(苦笑)。ストーリーとかモチーフはそう悪くなかったんですけどねー……。