2002/05/02

シャム双生児の秘密

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エラリイ・クイーン
早川書房
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■エラリイ・クイーン
読み始めたら、おお、これは!どうやら荒山の山頂に立つ1軒の館内で物語が終始するようだ。そして私はそういう設定の話が(あちこち舞台が飛ぶよりは)好きなのである。ハナシそのものもシャム双生児が出てきたり(彼らは怖い存在として描かれるのかと思いきや、とても爽やかな少年達でかわいらしいのだ)、ダイイング・メッセイージが出てきたりで面白い。というわけで眠るギリギリまで読んで読了。

――それにしてもこのクイーン親子というのは犯人を捕まえるまでが……探偵としてはどうなんだろう。2次3次の殺人がけっこう多いのだ。つまり、自分達が警戒していながら、犯人にダシ抜かれて被害者を出してしまう、というのが必ず2人くらいある。これは、いかんだろう。犯人を捕まえることも大事だけど、最も大切なことは「起こるべき犯罪を防ぐこと」であると灰色の細胞で有名なエルキュール・ポアロ氏もおっしゃっているぞ。