2002/03/30

このささやかな眠り

このささやかな眠り (創元推理文庫)
マイケル ナーヴァ
東京創元社
売り上げランキング: 397436

■マイケル・ナーヴァ
【1日目】
弁護士ヘンリー・リオス・シリーズの第1作だ。これ、「現代のチャンドラー」ともいえるハードボイルドもの、という評判があるミステリなんですけど、主人公がゲイだっていうのも特徴と言えるらしい。翻訳は4作目までで、これが最近出たんですよね。で、書評でみてちょっと読んでみようかと。別にやおい好きとかじゃないですけど、かといってアレルギーもないですし。それにしても、探偵がアルコール中毒というのが特徴であるマット・スカダー・シリーズといい、うーん、「ある種の弱さ」みたいなのを抱えたヒーロー像の作品群というのが確かにありますね。お話としては、まだまだ序盤。今のところ特に悪くも良くもなし。2作目だけまだ未入手なんですけど、これを読み終わるまでに見付けないと……。
【2日目】
読書中。それにしても、うーん「ゲイ・ミステリ版『長いお別れ』」と紹介文にあるけど、それはどうだろう……。今のところ。ま、別にチャンドラーファンではないのでいいんですが(^^;。
【3日目】
読了。うーむ。ハードボイルド、っていうのは何なんでしょう?定義って。ワタシのイメージだと主人公が「金銭や権力に禁欲的」で「トレンチコートで渋い、ニヒル、ハンサム」で「お酒に強」く、「女にもモテ」るが「結婚はしない」。――という感じでしょうか(私見ですからね、あくまで(^^;)。まんまフィリップ・マーロウやんけ、というツッコミは覚悟の上(笑)。
そーいう意味でいうとこの作品は確かに「禁欲的」だし正義のために苦労も厭わずひたすら愛のために意志を貫く、っちゅーことで「ハードボイルド」ではあると思うんだがー。だがしかし、なんか主人公がカッコよく思えんとゆーか。。。イヤ顔はハンサムらしいんスけど。渋くないとゆーか。うーむ、イマイチ?ラストのほうはまあまあ、でしたが。あの超名作を引き合いに出すには役不足、って感じでしょうか。

それにしても解説を読んでちょっと驚いたんですけど、アメリカでは「ゲイ・ミステリ」ってゆーのが既に一つのジャンルとして成立してるんですね。その部門名の賞とかもあって。へええええ。さすが、アメリカ(って違うダロ(^^;)。でもことさら「ゲイ・ミステリ」ってくくる意味が果たしてどれだけあるんだろうか……と疑問に思ってしまいます。純粋に、ミステリとして戦いなさいよッ!(ピーコさんの口調で)と思います。まあとりあえず3、4作目は手元にあるので読んでいきましょう。3作目で定着したようですしね。ちなみに2作目はまだ見つからず(ジュンク堂大阪本店の棚に1,3,4だけ2冊ずつあって2作目だけナイのはどーしてっっっ!)