2002/01/28

うたう槇原敬之

うたう槇原敬之
小貫 信昭
ソニーマガジンズ 2002-01


by G-Tools

■小貫信昭
読み始めたらすっごく面白くてどんどん読みました。途中でアルバム「Home Sweet Home」をかけたくなって、かけながら読みました。想像していたよりも、ずっと「音楽的」な話が多かったです、というかほとんどそう。あの麻薬事件関連のことがもっとあるのかな、とか、思考の話とかもあるのかな、って思ってたんですけど。

とにかくマッキーは歌うというよりも「作る」ことが好きで好きでたまらないんだな、ということは伝わってきました。どんなに真摯に楽曲に向かい合ってるか、とか。うん。おもしろかった。情熱が伝わってきて。マッキーの考え方って、想像してたのと少しだけ違ったんですけど、――つまり思ってたより、ずっと、シビアだったんですけど――、う~ん、そうかあ、って思わず本にマーカーでチェックしたくなるような胸に突き刺さったりうなずいたりさせられる記述が何箇所もある本でした!

例えばね。書き手が「じゃあ、人が信じられなくなって、5年くらい山に篭もろうとか、そういうことは一度も思わなかったんだ」と言ったのに対しての、発言。
 「思わなかった、っていうのも、山に篭もって悟れんだったら、いつでも篭もってやらあって思うんですよ。でも、一番大変なのは”人の中で生きること”じゃないですか?」
って。
――すごいよね。すごいと思った。うーん、たしかにそう、そうなんだよなあ、って。
マッキーが特に好きじゃなくても、音楽やってる人には面白い本かもしれません。