2002/01/23

私家版かげろふ日記

私家版かげろふ日記 (講談社文庫)
藤原道綱母
講談社
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■藤原道綱母/杉本苑子
【1日目】
半分ばかり。10年くらい昔、NHK教育で清水ミチコさんが司会をされていたマンガで読む古典、みたいな番組があったのをご存知ですか。アニメで古典が分かる、という非常に面白いものだったのですが、”蜻蛉日記”というのは平安時代に書かれたものだけど何だか現代でも理解できる話だなあ、と思ったんでした。で、今日ふと本屋でこの本が目に入ってきて、手に取って中を見たらまったく現代語でしかも意訳してあるものと分かったので「あの世界をもうちょっと詳しく知りたいな」と買ってみたのでした。まだ途中ですけどう~ん、この”道綱の母”さんって必要以上に嫉妬深くないかなあ(笑)。よく分かんないんですけど。で、母親になっても「いつまでもオンナ」の人みたい。この時代の貴族の女性なんてみんなこんなもんだったのかもですけど。とりあえず、「男の人への愛」じゃなくて「他の奥さんとの勝ち負け」に重点が置かれているようです。でも本人に自覚はないのだと思います。たぶん。本人に「あんたのは愛じゃなくてプライドって言うのよ」って言ったらまずヒステリーを起こされるでしょう。そんなツッコミを入れながら読んでいくと非常に楽しいです(ああ我ながらエエ性格してるよ……爆)。
【2日目】
読了。う~ん思ったより面白かったです。でも道綱の母さんってほんっと鼻っ柱の強い……プライド高いなあ。勝ち気だし。自分でも「もう少し素直になれたら」って思ったんじゃないかな、思わないのかな、そういう記述はこの本にはなかったけど……。ああでも頑固さは私も一緒か(笑)。
まー、つまり「プライドの高い歌の才能のある中流階級の美人」と「細かいことにこだわらない、ややデリカシーに欠ける女好き、でも仕事はデキルし家柄も超一流な男」との恋愛模様20年ばかりを女の視点から綿々と綴ったもの、と言えばいいのでしょうか。男も男だけど、女も女だなあ、というお話です。